１９８０年初め頃、アメリカL.L.Bean社からメールオーダーで購入したL.L.Bean/HAMILTONダブルネームの手巻き時計、稼働品です。 １０年ほど前に一度時計屋さんで内部清掃をお願いして以降あまり使用していませんでした。部品はオリジナルのままです。 風防に細かいキズはありますが、ケース、文字盤はきれいな状態だと思います。針の蛍光塗料に少し焼けがあります。 日差マイナス２４秒/日 画像1～5　リューズを押し込んだ状態（通常使用時） 画像6　リューズを引き出した状態（時刻合わせ時）撮影の微妙な角度で少し傾いて見えますが実際は問題ありません。 お好きな方、どうぞ宜しくお願いします。 ＜同モデルへの時計専門店の解説＞ 1970年代後半から90年代初頭にかけて、「L.L.Bean」は「HAMILTON」にダブルネームで機械式時計の製造を依頼していた。その背景に「HAMILTON」は、政府から受けていたミリタリーモデルMIL-W-46374の購入数量が減り、ミリタリー時計20年以上の製造経験と設備だけが残ろうとしていた。HAMILTONはそれらの設備を廃棄せず、継続的に利用しながら、ミリタリー向けに製造していたものと本質的に同じ時計を作り続けることを選択し、その後、ロングセラーモデルKhaki（カーキ）の愛称で作り続けられることになる。市販モデル初期モデルが9219、921980、そして9415、9797と続くKhakiのスタートになる。 ミリタリーモデルの残ったコンポーネンツを使った、最初期の貴重モデルとみられます。 今回ご紹介している921980は、「L.L.Bean」が、1970年代末頃にハミルトン(まだ本社がLANCASTERへある時代)へ別注をかけた今となっては希少な逸品。裏蓋には、ハミルトン社がまだ米国の会社だった証「LANCASTER.PA」の刻印も入っています。 モデル：HAMILTON Khaki 921980 製造年代：1980-82年 文字盤：マッドブラックダイヤル(オリジナル) ケース素材：SS クリスタル：アクリル ケースサイズ：縦41mm/ 横33mm(リューズ除く)/厚み11mm ブレス：オリーブ NATO(18mm) ムーブメント：Cal.649 eta.2750 (手巻き） 防水機能：非防水としてお使いください。